福智院(Fukuchiin)のご案内
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- 福智院(Fukuchiin)のご案内
弘仁7年(西暦816年)に弘法大師・空海により開創されてから、真言密教を守り伝えておよそ1200年。高野山では金剛峯寺を中心に117の塔頭寺院が現存しています。福智院(Fukuchiin)についてはそのうちのひとつとして、800余年前に覚印阿闍梨により開かれ、ご本尊は愛染明王という福徳円満所願成就のご利益のある仏様です。 院内には、桜田門外の変で有名な井伊大老をはじめ、ゆかりの諸大名の遺品、古くは奈良時代の古美術品などが納められています。
“本堂内陣”
古くから福徳円満所願成就の霊仏として信仰を集める愛染明王が本尊で、きらびやかな装飾の中にも総けやき造りの落ちついた印象を与える本堂。
院内には昭和を代表する作庭家、重森三玲(しげもり・みれい)氏の最晩年の3つの庭園があります。力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成されるのが特徴です。当院では、その作品を活かしたライトアップをしており、朝、昼、晩とそれぞれ違った顔を見せる庭園をお楽しいいただけます。 ※重森三玲氏の代表作は、京都の東福寺方丈庭園、光明院庭園、大徳寺山内瑞奉院庭園、松尾大社庭園など。
石庭“蓮菜遊仙庭”
古代中国の伝説「遥か南海にあって、不老不死の仙人が棲む理想郷、蓬莱島」を十五個の石組みで表現した枯山水蓬莱式の庭園です。
“愛染庭”
古くから福徳円満所願成就の霊仏として信仰を集める福智院(Fukuchiin)についての本尊である愛染明王の名を冠した庭は、質朴な趣にあふれています。
“登仙庭”
登龍門の故事で名高い龍門瀑(龍門の滝)を模した庭です。背景に見えるなだらかな遠山には、蓬莱連山の石組がなされています。前景の池泉には、鶴島亀島と日本古庭園の伝統的手法をモダンな感覚で表現しています。
四季折々の庭園